入れ歯・義歯は失った歯にかわり、その機能を補う大切な存在です。しかし、「しっかり噛めない」「装着した際に違和感がある」というような問題を抱えている方も少なくないようです。よい入れ歯には、大きくわけて5つの条件があります。本厚木駅徒歩30秒の歯医者「水野歯科医院」または分院の「森の里歯科医院」では、これらを念頭に置いて院内にある技工室で入れ歯を製作しています。
痛みがある入れ歯では咀嚼(そしゃく)時に力が入らず、食べ物を消化する内臓に負担がかかったり、顎の骨が退化したりする原因となります。 | |
ご自身に入れ歯が合っているかは大切な要素です。フィット感がアップすることで、入れ歯の違和感を軽減できます。 | |
噛み合わせがしっかりしているかは重要です。噛み合わせが乱れて左右や前後の顎にかかる力のバランスが崩れると、全身の健康に悪影響をおよぼす恐れがあります。 | |
入れ歯をしていると思われるだけで、ストレスに感じる方もいるようです。見た目がよい入れ歯だと、そうしたストレスも軽減できます。 | |
歯には発音を助ける役割もあります。合っていない入れ歯の場合、発音が難しくなることがあります。 |
歯科治療には詰め物や被せ物、入れ歯といった、「歯科技工物」を用います。これらは歯科技工士という資格を取得した、専門の職人によってつくられています。歯には大切な役割がたくさんあるので、技工物はしっかりとお口に合って、機能的にも優れたものでなければなりません。そのため歯科技工士には、高い技術とセンスが求められます。
一般的な歯科医院では技工物の製作を外部の歯科技工所に外注しますが、当院では院内に歯科技工室を設けており、入れ歯の修理や人工歯の色合わせなどもすべて院内で行っています。
院内に歯科技工室があることで、患者さんのご要望をダイレクトに歯科技工士に伝えることができます。そのため直接見なければ伝わりにくい歯の色なども含め、よりニーズに合った技工物を製作できるようになりました。
歯科技工士と歯科医が協力し、直接提案や対話をしながら技工物をつくり上げていくことで、素早く正確な作業が可能となります。患者さんの大切な時間や手間を取らせることはしません。
当院では下記の入れ歯を取りあつかっており、その中から患者さんのニーズに合ったものをご提供しています。
保険が適用される入れ歯は、土台となる床部分がレジン(歯科用プラスチック)でできています。ほとんどの症例で使用することができ、料金が安く、修理もしやすいという点がメリットです。
デメリットは、強度を確保するために分厚くつくるので違和感を覚えやすく、安定感に欠けるという点です。落ちたりはずれたりすることがあり、食べ物を噛むのも自分の歯に比べると、難しく感じられます。
金属床義歯は、床部分が金属でできた入れ歯です。強度が高いので薄くつくることができ、違和感があまりありません。食べ物の温度が伝わりやすく、食事をおいしく楽しめます。
ノンクラスプデンチャーは、保険の部分入れ歯に使用する金属製のバネ(クラスプ)を一切使わずにつくった部分入れ歯です。歯ぐきと同じ色をした特殊な樹脂で固定するため、目立たないのが特徴。使用する樹脂は適度な弾力性があるため、痛みも出にくくなります。